最後の辻回しを終えて、新町の上り坂を過ぎればいよいよご帰還。
  
ビルの3階から「ちまき頂戴頂戴頂戴」って叫ぶのはいいけど
窓から落ちらんように気ぃ付けてや。(この窓の真下で落ちてきたちまきを待つのも一案)
 
このちまきはお幾らですか? ⇒ 北觀音山は非売品です。他の山鉾は宵山で売ってます。
蘇民将来之子孫也 ⇒ 蘇民将来の親戚になれます。ネットで検索して下さい。
何所へ行けば手に入りますか?  ⇒ 北觀音山の囃子方さんが投げてくれる事もあります。
毎年6月終わり頃に各山鉾の町屋で手作りしておりますので、現場に行けば手に入るかもしれません。
ですが、巡行を終えたちまきにこそ値打ちがありますのでこのビルの3階で待っていて下さい。
或いは、曳き手に参加(事前に登録が必要です)して頂くのが一番手っ取り早い入手方法です。


車方さん、曳き子さんはそれぞれ自分のちまきを腰紐に差し込んで巡行を終えます。
この巡行を終えたちまきこそが、本物のちまきです。大変値打ちのあるちまきです。
時々ちまきがずり落ちて(画面中央)これを拾った方が「このちまき頂戴」と言う事がありますが
背中のちまきは、車方さんご本人が持ち帰る分ですので貰えません。


無事ご帰還を祝し、祝い締めで締めくくります。
  

祝い締めが終わってないのに並び始めるのは何故?

北觀音山の後部に飾ってある柳の枝を観客全員に配ります。

柳の枝をちぎっては投げちぎっては投げ(いえ、順番に手渡しします)

巡行を終えた柳の枝に大きな意義があって、一年間の厄除けになるという
古くからの言い伝えがあるのだ。これだけ大きな柳の枝も瞬時に丸裸になってしまう。
(後祭7月24日巡行を終えて帰ってくるのが12時過ぎ、北觀音山の後に集まって下さい)